最近ではインテリアとして部屋に植物を飾る人が増えてきています。
その中でも、育てやすく手間がかからないとされているのが多肉植物です。
今回はそんな人気の多肉植物の種類や育て方、購入場所などを紹介していきます!初めての人はぜひ参考にしてみて下さい。
多肉植物って何?
多肉植物は、南アフリカや中央アフリカ、メキシコやマダガスカルといった乾燥地帯の植物で、見た目がぷっくりしていることから果実っぽさのある植物です。
多肉植物の種類は豊富にあり、全体的に丸みのあるモノから、トゲトゲしていてクールなモノまで多種多様です。自分の部屋の印象に合わせて選ぶとアクセントが出るので、部屋のインテリアに悩んでいる方にはおすすめです。
人気の多肉植物5種類
1.アロエ属
多くの人が知っている代表的な多肉植物はアロエです。形が大振りでエレガントな印象があるため、部屋に置くだけで大きなアクセントとなります。また殺菌作用があるため、薬代わりとしても活用出来るので便利です。
アロエは、多肉植物の中でも耐寒性があり、直射日光にも強い植物なので暖地であれば屋外でも育てることが可能です。乾燥にも強く、頻繁な水やりが必要ないので、一人暮らしの方にもおすすめです。
2.エケベリア属
引用元:Green Snap
エケベリアは、見た目がお花のような形をしているのが特徴で、部屋に可愛らしい印象を持たせることが出来ます。とても華やかで種類のバリエーションが多く、大きいものから小さいものまで選ぶことが出来ます。色も緑やパステルカラーなどがあり、部屋の家具の色と合わせてみても良いでしょう。
エケベリアは日当たりの良い場所を好むので、屋内で育てる場合は窓際に置くようにしましょう。
3.セダム属
引用元:Green Snap
セダムは、日本では「マンネン草」とも呼ばれ、古くから親しまれてきた多肉植物です。種類は500以上あり、茎が上向きに伸びるものや下に垂れ下がるものもあります。また、葉の形もそれぞれ異なるので、一目見てセダムと判断がしづらいです。
セダムは耐暑性や耐寒性に優れ、日光を好むので日あたりの良い場所に置いてあげましょう。基本的に休眠期を迎える真冬と真夏には水やりを控えめにし、直射日光は避けることをおすすめします。
4.クラッスラ属
引用元:Green Snap
クラッスラはとても人気のある多肉植物で、小さい可憐な花を咲かせるのが特徴的です。クラッスラは湿度を嫌うので、日当たりが良く風通しの良い場所で育てるようにしましょう。冬と夏が休眠期なため、この時期の水やりは控えめにすることがおすすめです。
5.ハオルチア属
引用元:Green Snap
ハオルチアは、見た目がぷっくりと丸みがあって、小さ目のものが多いです。室内でよく育つので、インテリアとしても人気の高い多肉植物です。品種によっては半透明に見える「軟葉系」のものと、アロエに似ていて葉が固く、株の形がシャープな「硬葉系」のものがあります。
真夏の直射日光には弱いので、日当たりが良く風通しの良い場所で育ててあげましょう。
多肉植物の育て方や購入場所
苗を購入
多肉植物は、良い苗を選ぶことが非常に重要です。良い苗を選ぶことで、その後の栽培が楽になったり、今後の植物の状態を左右することになります。良い苗を選ぶコツとして、3つのポイントを紹介します。
- ラベルがあるか
お店で苗を選ぶときは、ラベルが付いているものを選ぶようにしましょう。特に初心者のうちは、「属+種名」が書いてあるのを選ぶことで、簡単に栽培方法を調べられるようにしておくことをおすすめします。
- 徒長していないか
茎が異常に伸びていたり、葉が開き過ぎているものは買うのを控えましょう。一度徒長してしまっていたり、形が乱れていると元の状態には戻りにくいからです。また、お店で置いている際に暗いところに置かれていないかなど、環境もチェックすると選ぶ基準になるかもしれません。
- 病害虫が付いていないか
病気を患っている苗はめったにお店に置かれることはないですが、買う際には害虫が付いていないかチェックしましょう。小さな虫や卵を自分で取り除くのは大きな手間になります。また、植物が早くに死んでしまう原因にもなります。
おすすめの購入場所
鉢を選ぶ
鉢にも素材の種類が沢山あります。基本的に多肉植物は乾燥を好む植物なので、通気性・排水性が良く、程よい保湿感もある鉢を選ぶことが大切です。今回はおすすめの鉢の素材は以下の4つです。
- 素焼きの鉢
- 木製の鉢
- プラスチックの鉢
- 空き缶リメイク・ブリキ鉢
おすすめの購入場所
土を選ぶ
土には様々な種類と成分が存在するため、初めて多肉植物を買う人が最も迷いやすい商品です。多肉植物は乾燥を好む植物です。多肉植物を根腐れさせないためには、水はけのよい土を使いましょう。
土は基本的に、ひと粒ひと粒が細かいほど、保水性が高く水はけが悪くなります。 反対に、ひと粒が大きければ、保水性が低く水はけが良くなります。そのため、ある程度粒子が大きい土を選ぶことが重要です。
おすすめの購入場所
スコップなどを使用して苗を鉢に植え替える
苗・鉢・土を準備出来たら、スコップで苗を鉢に植える作業をして完成です。ここでは、苗を植える時の3ステップを紹介します。
- 鉢に軽石と土を入れる
土を鉢の4/1くらい入れます。軽石(または赤玉土など)が隠れるくらいが目安です。 - 苗を抜いて土をほぐす
ポットから抜く時は多肉植物を優しく支えるように持ち、傾けて抜きます。無理やり引っ張ったりはしないようにしましょう。土が固く、抜けにくい場合はポットをトントンと軽く叩くなどして隙間を作ると抜けやすいでしょう。 - 多肉植物を鉢に入れて、土をながす
片手に多肉植物を持ち、根の丈を見ながら適量の土を入れると仕上がりがよくなります。土の上部に1.2センチほどのスペースを残しておくことがポイントです。
多肉植物は手入れが必要
水やりをしよう
水やりは1週間から10日後にするのが目安です。多肉植物は元々乾燥地帯が自生地であり、乾燥には強いですのですぐに与えなくても大丈夫です。多肉植物の植え替え後はすぐには水やりはしないようにしましょう。
もともと乾燥を好む植物が多いため、ジョーロではなく霧吹きなどで適量にあげることをおすすめします。
大きく育ったら植え替えをしよう
多肉植物の植え替えに向いている季節は、春:3-5月/秋9月-11月です。
多湿の梅雨時期、高温が続く真夏、寒い冬はなるべく避けたほうがよいでしょう。多肉植物の生長期によって多少異なりますが、生長期の少し前に植え替えをするとよいでしょう。
多肉植物の飾り方
1.流木
引用元:LOVE GREEN
ナチュラルな雰囲気を出したい方は、木や流木を使うのがおすすめです。最近では雑貨屋さんで手軽に購入出来ます。植え方のポイントは、横に伸びる植物を選ぶとアレンジしやすいでしょう。あまり高さを出さない方が見栄えがよくなります。
2.空き缶・空き瓶
引用元:LOVE GREEN
自分でお気に入りのデザインを作りたいという方には、空き缶や空き瓶のリメイクがおすすめです。缶に植える際は、底に釘などで穴を空けてから土を入れましょう。
3.壁にかける
引用元:LOVE GREEN
置くだけでなく、壁にかけておしゃれなインテリアとしても楽しみたい方には、壁にかけるウォールアレンジがおすすめです。百円ショップなどに自分でDIYが出来る便利なアイテムが売っているので、それらを買うと活用しやすいです。
まとめ
いかかでしたか?今回は多肉植物をインテリアとして楽しむ方法をたっぷりと紹介しました。部屋のインテリアに何を買えば良いか迷っている人や、部屋にアクセントを付けたい人はぜひ参考にしてみて下さい!